ワード、エクセル便利ショートカットキー
操作はすべてマウスで行うものと思っておられる初心者の方が、結構多いのに驚かされます。
実は、キーボードの操作だけで、多くの操作を実行することができるのです。
マウス操作で、よいところは、視覚的にわかりやすく
① マウスを移動
② クリック
で、操作ができるところでしょう。
ただマウス操作だけでは不利な点がいくつかあります。
① 目的の操作が現在の画面にないとき。(何度もクリックしなければならない)
② キーボード入力しているときに、いちいちキーボードから手を離し、マウス操作をしなければならない。
③ 画面上の操作のアイコンが小さく煩わしく感じる。
などがあげられると思います。
ところで、キーボードで操作できるキーのことをショートカットキーといいます。
ショートカットとは英語で「近道」のこと。
まさしく、マウスよりも早く「近道」することができる操作のことを指していると思ってください。
そう思って、以下のショートカットキーを真剣に覚えてください。
ただし、ショートカットキーはたくさんあります。
すべて覚えるのは大変です。
代表的なショートカットキーを、今回はワード、エクセル(ほかにも適用できるものがありますが)に絞ってショートレッスンします。
まず、必ず覚えておいてほしいショートカットキーは
① 名前を付けて保存 [F12]キー
すぐに名前を付けて保存ダイアログボックスが出ます。超便利。
② 上書き保存 [Ctrl]キー + Sキー
このキーを押しても、何の変化もありません。しかし、確実に上書き保存されています。超便利。
③ ファイルを開く [Ctrl]キー + [O]キー
ゼロではありません。「オー」キーのことです。
これは、「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されます。超便利。
④ 新規ファイルを開く [Ctrl]キー + [N]キー
白紙の新規ファイルが開かれます。
⑤ 印刷 [Ctrl]キー + [P]
2010のワードでは「印刷」の画面が表示されます。
2003では、印刷ダイアログボックスが表示されます。
次に編集関連に移ります。編集の対象を選択したうえでの操作です。これも必ず覚えてください。
① コピー [Ctrl]キー + [C]
[C]は、コピーの頭文字と思ってください。
② 切り取り [Ctrl]キー + [X]
[X]ははさみのマークと覚えてください。
③ 貼り付け [Ctrl]キー + [V]
貼り付けは英語で「Paste」。Vとは関連がなさそうですが、これはしっかり覚えてください。
コピーも移動もこのショートカットキーで実行します。
もちろん挿入したいところにカーソルを持っていかなければなりません。
④ 元に戻す [Ctrl]キー + [Z]
編集や入力でよく間違いますね。その時にひとつ前に戻す操作はこのショートカットキーで行います。超便利です。
⑤ 繰り返し [Ctrl]キー + [Y]キー もしくは [F4]キー
一つの操作をしたのち、同じ操作をすぐに実行したい時がありますね。
このようなときに使います。私は、必ず[F4]キーを使います。超便利です。
⑥ すべて選択する [Ctrl]キー + [A]キー
ワード文書内すべてを選択できます。エクセルの場合、カーソルがデータ内にあると、入力データすべての選択ができます。さらにもう一度[Ctrl]キー + [A]キーを押すと、シート全体を選択することができます。
また、エクスプローラ画面やその他の画面で、ファイルや、フォルダをすべて選択することもできます。超便利です。
次に文字への操作のショートカットキーです。もちろん編集対象の文字を選択したうえで実行します。
① 太字の挿入 [Ctrl]キー + [B]キー
② 斜体の挿入 [Ctrl]キー + [I]キー
③ 下線の挿入 [Ctrl]キー + [U]キー
次に段落設定です。これはワードのみで使います。
① 文字列を左に揃える [Ctrl]キー + [L]キー
② 文字列を右に揃える [Ctrl]キー + [R]キー
③ 文字列の両端ぞろえ [Ctrl]キー + [J]キー
今回は、このくらいにしておきます。
では。